①会計業務


吉田智之税理士事務所では、”現在から将来にわたって儲け続ける”に必要なことは、まず”会計業務”と考えます。

 

あなたは”会計”と聞いて何を連想しますか。

 

細かい数字が書いてある書類でしょうか。請求書や領収書を見ながら会計ソフトに入力する作業でしょうか。会計のテキストには、経済活動を記録、測定し伝達する手段と書いてあります。

 

しかし、それらは”会計”ではありません。では”会計”とはいったい何でしょうか。

 

会計の”会”の字は【會】の略字です。【會】は【亼】と【曾】が合わさってできた会意文字です。【亼】は【集まる】という意味があり、【曾】とは「こしき」という【蒸し器】を表す象形文字です。「こしき」は土で出来ていて、元々【土+曾】であったのが変形したものです。【曾】の略字が【曽】ですから、【土+曽】は【増】という字になります。つまり、【會】とは、集めた食料を蒸し器に入れて増える状況を示したものです。

 

【計】とは、【言】と【十】が合わさった文字です。【十】とは、【まとめて締める】とか、【いくつかのもを集めて一本にする】といった意味があります。すなわち【計】とは、【締めてまとめたものを報告する】といった意味があります。つまり、【締めてまとめて増えた(減った)ものを報告する】のが【会計】の意味です。


”現在から将来にわたって儲け続ける”ために、増えた減ったの報告書を穴が開くほど読んだところで、儲けが増えるわけではありません。大切なのは”そもそも会社に利益をもたらすのは何か”を知ることです。

 

報告書には、利益をもたらしている商品、製品、サービスが何であるかという情報は載っていません。その答えは毎日の取引にしかありません。毎日の取引を料理で例えるなら”食材”です。新鮮な食材で作る料理が美味しいのと同じで、儲けという美味しい果実は毎日の取引に隠されています。


そこで、毎日の取引をどのように把握するのか、ということが問題となってきます。吉田智之税理士事務所では、クラウド会計freeeの利用を推進しています。では、なぜクラウド会計なのでしょうか。

 

これまでの会計ソフトは、”取引”という新鮮な”食材”を複式簿記という”方法(レシピ”)”で料理するため、作られる料理は”財務諸表(決算書)”でしかありませんでした。

 

仮に出来上がった料理がオムライスとします。そのオムライスにはケッチャプでハートマークが描かれています。しかし、あなたが食べたいオムライスは”ふんわり卵でデミグラスソースのかかったオムライス”でした。あなたはハートマークが描かれたオムライスを何とかふんわり卵のオムライスに作り変えようとしますが、当然上手く美味しくできる訳がありません。なぜなら、そもそもレシピが違うからです。作る料理が違えば食材は同じでも調理方法を変えなければなりません。

 

現在、盛んに導入したほうがいいと言われている”管理会計”がほとんど機能しないのは、これと同じ理屈です。

 

クラウド会計freeeがこれまでの会計ソフトと大きく異なるのは、複式簿記というレシピにとらわれることなく、取引を儲のための意思決定レベルに引き上げられる、つまり料理できるからです。多くの人は複式簿記というレシピを知りません。そして、そのレシピは難しい。ですからレシピを知らいない人は挫折してしまう、料理できなくなってしまうのです。


吉田智之税理士事務所であなたにお願いするのは次の通りです。

 

 ①毎日の取引を”紙データ”ではなく”デジタルデータ”による保存 

                             →食材を新鮮な状態に保つ

 ②デジタルデータをfreeeに取り込む

                  →食材に下味をつけて美味しく調理できる状態にする

 ③取り込んだデータのうち、現預金・売掛金・買掛金・クレジット未決済の残高などチェック

                                          →下味をつけた食材を調理する

 

では、吉田智之税理士事務所で行う作業は何でしょうか。それは、

 

 ④あなたが取り込んだデータに異常がないかのチェック  →できあがった料理を盛り付ける

 

ことです。従って盛り付けにこだわらなければ、④は不要になるわけです。また、

 

 ⑤盛り付けした料理をお出しする  →財務諸表(決算書)を税務署へ提出する

 

ことになりますが、盛り付けた料理を受け取って、自分でお出しすることも可能です。


吉田智之税理士事務所ではあなたに調理までお願いするのですから、当然その分の料金はいただきません。こちらは盛り付けの費用だけいただきます。でも、”下味をつけてほしい”とか、”食材を新鮮な状態で保ってほしい”とか依頼されれば行います。しかし、その分費用がかかります。

 

ここで言う会計業務の目的は、freeeを使ってあなたが調理できるようになることです。そして、もし下味のつけ方が、食材の新鮮な保ち方が分からなければアドバイスしますので、ご安心ください。